まだ珍味マイベスト10 第10位
お久しぶりです小春です。
又、長い間サボっちゃって申し訳ありません。
リハビリ中に免じて勘弁して下さい。(また使ってるこの言い訳)
今日は頑張って最後まで書くぞ~、とゆうことで前回の続きです。
エリカちゃんの前にお盆に載せたオレンジジュースとからすみを置くと、エリカちゃんもからすみは初めて見たらしく「これなあに?」と小首をかしげて可愛く聞いてきました。
このエリカちゃんはクラス一可愛い上に、本当に素直で勉強も良くできる子だったのでわたしが勝てることは何一つ無かったのですが、ここはひとついいとこを見せなくてはと「外国のお菓子だよ」と自分の思いつきをさも本当の様に答えると「わーすごいねえ」と、どこまでも素直なエリカちゃんなのでした。
気を良くしたわたしは「どうぞ」と一つ取ってエリカちゃんに手渡し残りの一つを自分の為に摂ると、チョコバーかなんかを食べる様にガブリとかじりついたのです。
お菓子にしてはちょっと硬いなあと思いながら噛んでゆくと、そのもっちりとした食感の中から濃い目のチーズの様な味が出て来てビックリ、「おいし~い」と夢中になり半分程食べたところでエリカちゃんを見ると、はじっこの方を少しかじった程度でお皿の上に戻して、オレンジジュースを飲みながらわたしの事を見てるんです。
「どうしたの、食べないの?」
「うん、あんまりお腹すいてないから」
「ふーん」
今思えば普通の小学生がからすみを食べておいしいと感じるはずが無いのですが、自分が変な食育を施されたおやじ少女だと気付いていなかったわたしは、こんなおいしいものお腹がすいてなくても食べとかなきゃ損なのにとかいやしい事を考えながら、とゆうことはその一個もわたしが食べれるんだとさらにいやしい事を心の中で思っていたのでした。
わたしのいやしい目つきに気づいたのか「これも小春ちゃんが食べて」とエリカちゃんが言ってくれるのに、うれしそうにからすみを口にくわえたままうなづいたのです。
自分の分を食べてしまってやっと落ち着いたわたしは、エリカちゃんの為にアニメのビデオをセットして見せてあげている間に、ゆっくりと二本目に取り掛かったのです。
その夜遅くに、からすみで一杯飲むのを楽しみに家に帰って来た父ケンジは、事の顛末を母ヒロコから聞いて自分の食育方針を心底後悔したそうですが、それを聞いたのはわたしが大人になってからでその時のわたしはもう寝ていたので、翌朝「昨日のおやつおいしかったからまた買ってきてね」とねだって、ますます父をへこませたのでした。
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